こんばんは。
今年も麦茶いっぱい作る季節が始まったぽりです。
1.行儀の悪さに誇りを持つ
前の記事で書いた「全角ノベルエンジン『Say!』」ですが、ある程度形になったので試しに新バージョンとして公開してみようと思います。
新バージョン「がっま(GAMMA)1版」更新内容
・UIをUDBから設定できるようになりました。
コモンイベント素材によくある「どのゲームも同じUI」が無くなります。
・フルボイスノベルゲームに特化したコマンド「voice」追加
ウディタはSEは全て1つの変数で音量設定しています。これが
フルボイスノベルにとっては大問題です。おにいさん詳しくは知らないんですが、つい最近
「SEとVOICEが同じ音量スライダー」という理由で叩かれたフルボイスゲームがあるらしいですし。
Say!新バージョンは
「BGM+SE+VOICE0~5チャンネル」の最大7チャンネル制にしました。
・if文の構文解析機能が超UPしました。
今回のバージョンアップのメインです。
誰がなんと言おうとメインです。「>(未満)」「<(超)」「>=(以下)」「<=(以上)」「==(等しい)」「!=(以外)」までは今まで対応していましたが、「&&(AND・論理積)」「||(OR・論理和)」まで完全対応しました。
Cとかのプログラム触ったことのある人ならこれがどういう事かわかると思いますが、
殆どの場合プログラムの知識をまんまSay!に移植可能になりました。ラクするためならどこまでもやるのがSay!です。
・クイックセーブに対応&セーブ枠が無限になりました。
厳密には無限でなく「可変」ですけど。
・あらゆるところで自作コモンイベントを呼び出せるようになりました。
このエンジンが「初心者向けでない」というのは始めの頃から書いていたと思いますが、じゃあ中~上級者の方がこのコモンを使う際に嫌がるところはあるだろうか?と考えた時、
「自作の機能を追加したい時に他人のコモン改造は面倒極まりない」というところがあるでしょう。
その問題を解決する方法が
「プラグイン制」だと気づきました。1つのコアシステムにどんどんデータを拡張していく形ならコモン改造の必要はないし、コアシステムをブラックボックス化しても何も問題ないというメリットがあります。
「自作コモンイベントで拡張推奨」というのはこのプラグイン制の第一歩になった感じです。今後もこの方向性で進化していくかと。
あと、「コモンイベントで拡張推奨」にしたおかげで、
既存のコモンイベント素材が全てSay!の味方につくことになりました。これもメリット。
……と、メインの更新内容はこんな感じ。正直メジャーバージョンアップというよりは、
仕様と規格だけ引き継いだ新コモンです。今回のバージョンアップでかなり実用に堪えうる出来になったと思うので、ウディタの知識・長所をフル活用しながらノベルゲームを作りたいという方は是非。
ダウンロード
2.このうすよごれた うつくしいせかい
今さら、本当に今さらなのですが、Oblivion面白いですね。
(後処理でフィルター通してます。いや残念ながらぽりのPCグラフィック設定MAXにできるほど高スペックじゃないので)
世間からはかなり遅れたかたちになりましたが、このゲームが世界で受けた理由を身をもって感じました。グラフィックの作りこみはもちろん、勧善懲悪ナニソレそんなのなにがたのしいの的なシナリオもそれを裏で支える設定もそれを自由に補完してくださいな形式のMOD文化も全部いい方向に働いてると思います。
このプレイがこれからのゲーム作りに役立てばいいなあと思います。というか「
プラグイン制」はMODやってて重要性が身にしみたので早速使わせてもらった感じです。
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